コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎中小メーカはサービス業へ

昨年から今年にかけて、コンサルティングにて関わらせていただいた二社の企業。
 二社とも、産業分類では製造業(メーカ)に属しているのですが、
ヒアリングを重ねていくと、いずれもメーカ
としての性格よりもサービス業としての性格の方が強いことに気づきました。

 同業他社との優位性を比較分析してみると、
受注前の相談、試作やアフターサービスの充実が決め手となっていました。

 ちょっと引いて考えてみれば、製造物の単純な納品であれば、
台頭してきたアジア諸国に価格で勝てるはずがありません。
 生き残ろうと工夫をするうちに、
メーカがサービス業に変化(進化)するのは、自然なことなのでしょう。

 サービス業の性格が強くなったメーカにとっては、
登録商標を取得すべき商標分類が明らかに異なってきます。
 社内では「何となく感じていた業態の変化」を、
商標分類という客観的な指標にて明示することが喜ばれました。
 こうした経験を通じて、

   何となく感じていたことを明確にする

ということがコンサルティングにおいて大きな役目であることを、再認識しました。

  (2010年10月作成)