20代の頃の自分は、無理をした翌日などは、
体調が悪い
ということを口に出していました。
その一方で、尊敬する先輩ビジネスマンは、体調が悪い、
などということを口に出すことはない。
そういう姿を見て、
我慢強いんだな、見習わなくては
というように考えていました。
しかし、今、少し違った見方をするようになりました。
体調が悪いとか、どんな病気がある、
といったことを口に出したら、お客様が不安になってしまうのではないだろうか。
(そのおそれはきっとある)
自分一人で完結する仕事だけを抱えているのなら、自分の体調の悪さを伝えるべき方もいます。
しかし、経営者として、従業員の仕事を確保してくる立場になったら、
(体調が優れないという)コイツの組織に仕事を任せて大丈夫だろうか?
という不安を、お客様に与えてはならない。
そう考えるようになりました。
我慢強い、という結果だけを見たら同じかもしれません。
しかし、尊敬していた先輩方は、自分だけの責任での我慢強さではなく、
組織における責任までを背負って我慢していたのだな。
ふと、そんなことを思いました。
(2010年11月作成)