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◎体調に関する発言

 20代の頃の自分は、無理をした翌日などは、
   体調が悪い
ということを口に出していました。
 その一方で、尊敬する先輩ビジネスマンは、体調が悪い、
などということを口に出すことはない。
 そういう姿を見て、

  我慢強いんだな、見習わなくては

というように考えていました。

 しかし、今、少し違った見方をするようになりました。

  体調が悪いとか、どんな病気がある、
といったことを口に出したら、お客様が不安になってしまうのではないだろうか。
(そのおそれはきっとある)

 自分一人で完結する仕事だけを抱えているのなら、自分の体調の悪さを伝えるべき方もいます。
しかし、経営者として、従業員の仕事を確保してくる立場になったら、

  (体調が優れないという)コイツの組織に仕事を任せて大丈夫だろうか?

という不安を、お客様に与えてはならない。
そう考えるようになりました。

 我慢強い、という結果だけを見たら同じかもしれません。
 しかし、尊敬していた先輩方は、自分だけの責任での我慢強さではなく、
組織における責任までを背負って我慢していたのだな。
ふと、そんなことを思いました。

        (2010年11月作成)