信頼するコンサルタントさんから聞いたお話です。
彼のクライアントに対して、
当時の彼のコンサルティングメニューとして、ある管理手法を導入したそうです。
しかし、そのクライアントさんは、その管理手法の導入によって営業部門の活動が萎縮して
売り上げが伸びなくなってしまった。その結果、潰れてしまった、ということです。
彼のから見たら、その会社の管理手法が危なっかしく思えて仕方がなかったのでしょう。
しかし、導入のタイミングが悪かった。
債務超過に陥ったその頃には、なりふり構わず売り上げや利益を追求することの方が
優先されるべきであった、と彼は振り返ります。
管理手法は「なりふり構わず」を制限し営業力を削いでしまったてしまったようです。
「苦い思い出です」と言って語ってくれた彼の、本当に苦そうな顔が印象的でした。
(2010年12月作成)