拒絶理由通知への対応を話し合うために、発明者に会いに行きました。
引用文献との相違点を強調したいが故に、ある修飾語を入れることを提案した補正案を提示したところ、
発明者さんは、
それでは特許が狭くなってしまう
と心配され、その修飾語無しで何とかして欲しい、と仰います。
1)それでは厳しい、と反論する
2)そのようにします、と受け入れる
のどちらで行こうか、と考えていたのですが、
ふと、その発明者さんの笑顔を見て冷静になりました。
こういう手はどうですか?
第三の選択肢を思いつくことができ、それで補正案は決着しました。
発明者さんが笑顔で仕事をすること
仕事の成果を出したときに笑顔でいられること
そういうことを実現するために、自分のような立場の職業があるのだ、
なんて、ちょっとだけカッコいい言葉が浮かんできました。
(2010年12月作成)