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◎弁理士のコアコンピタンスとは何か(3)

 続きの二つ目です。

 弁理士同士では学び合うのが困難と言うこともありましょうが、
 技術士さんや中小起業診断士さん、あるいは大企業にコンサルティングをしているという
コンサルタントさんと人間関係を構築して彼らのスキルも身に付けたい、という風潮も感じます。
 悪いことではないと思いますが、弁理士としてのコアコンピタンスを磨いた上でなければ、
ギブアンドテイクの関係になりません。
 ギブアンドテイクの関係にならないとすれば、テイクする側が本を読んだり、
セミナーを受講したりして(お金を出して)、「知識」を得られるに過ぎず、
現場でも役に立つ「スキル」を身に付けるには至らないでしょう。

 技術士さんや中小起業診断士さんに対して提供でき、貢献できるコアコンピタンスが自分に無いのに、
彼らが自らの業務のエッセンスを披露してくださるほど、甘くはないのです。
(披露してくださるように見えるモノは、簡単には真似されないはずという自信のあるモノに過ぎません。)

 またここで話を区切りたいので、続きはまた次のコラムで。

   (2011年1月作成)