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◎クリアリング能力

 自分の胸に手を当ててみて、自分は疲れているかもしれない、と思ったことはありませんか?
疲れたら 「ノンビリする」、「休む」というけれども、休暇を取れば疲れは取れるのか?
 休暇を取る取らないに関わらず、日々の生活の中で改善すべきコトはないか?

 良い打開策は無いか、と探していたのですが、
あるスポーツトレーナーの話を、アレンジしつつご紹介します。

 失敗したことについては、反省して次に活かす、修正するということが必要でしょう。

 何か重要な件の本番中に小さな失敗をした時には、それを消し去る「クリアリング能力」が重要、とのこと。
 これは、「一瞬前の過去」を消して、「今」に集中するためですね。
 また、本番後に反省した事項についても、
「自分はダメだ」という否定的な気持ちになっていくような事柄については、
クリアリングが必要とのことです。
 コンピュータに例えれば、反省事項はハードディスクに記憶しておくが、
ランダムアクセスメモリ(RAM)からは消去しておく、というイメージでしょう。
 消去が上手く行かない時には、「再起動」ですね(機械は便利だなぁ)。

 さて、このクリアリングが上手にできないと、ストレスが溜まり、
「疲れ」として表情に現れてしまうのではないか。
 なお、よく言われるアドバイスに「リラックスせよ!」というものがありますが、
メンタルトレーニングの世界では、「忘れる」ということが、リラックス状態を作り出す第一歩なのだそうです。

 クリアリング能力を伴わない「真面目」は、ビジネスマンとしての生活でも大きなマイナスなのですね
(今更ですが、気付かされました)。
 ちなみに「鬱病」という病気も、このクリアリングが上手くいかないことが原因の一つのようです。
鬱状態を予防するためにも、クリアリング能力は是非とも身に付けたいものです。

   (2011年2月作成)