自分の胸に手を当ててみて、自分は疲れているかもしれない、と思ったことはありませんか?
疲れたら 「ノンビリする」、「休む」というけれども、休暇を取れば疲れは取れるのか?
休暇を取る取らないに関わらず、日々の生活の中で改善すべきコトはないか?
良い打開策は無いか、と探していたのですが、
あるスポーツトレーナーの話を、アレンジしつつご紹介します。
失敗したことについては、反省して次に活かす、修正するということが必要でしょう。
何か重要な件の本番中に小さな失敗をした時には、それを消し去る「クリアリング能力」が重要、とのこと。
これは、「一瞬前の過去」を消して、「今」に集中するためですね。
また、本番後に反省した事項についても、
「自分はダメだ」という否定的な気持ちになっていくような事柄については、
クリアリングが必要とのことです。
コンピュータに例えれば、反省事項はハードディスクに記憶しておくが、
ランダムアクセスメモリ(RAM)からは消去しておく、というイメージでしょう。
消去が上手く行かない時には、「再起動」ですね(機械は便利だなぁ)。
さて、このクリアリングが上手にできないと、ストレスが溜まり、
「疲れ」として表情に現れてしまうのではないか。
なお、よく言われるアドバイスに「リラックスせよ!」というものがありますが、
メンタルトレーニングの世界では、「忘れる」ということが、リラックス状態を作り出す第一歩なのだそうです。
クリアリング能力を伴わない「真面目」は、ビジネスマンとしての生活でも大きなマイナスなのですね
(今更ですが、気付かされました)。
ちなみに「鬱病」という病気も、このクリアリングが上手くいかないことが原因の一つのようです。
鬱状態を予防するためにも、クリアリング能力は是非とも身に付けたいものです。
(2011年2月作成)