日用雑貨品の意匠登録を取得した、という方から相談を受けました。
私のデザインをいいね、と言ってくれたあるメーカが、
モノ(意匠登録に係る日用雑貨)を製造してくれる、とのことだが、
一年近く、動いてくれない・・・
どんな契約をしたのですか? という質問をしてみると、
いや、何もありません
とのこと。
産業財産権は、自ら製造販売することを独占できる権利であり、
他人に作らせる、という場合には、交渉、契約能力が必要なのですよ
とお話ししました。
まず、権利の原則(自ら使う権利である旨)を理解してもらわないと。
続けて私は、
私は権利を持っているのだ、何とかしてくれ~
というご相談かもしれませんが、交渉や契約能力が自分にはない、
ということならば、弁護士さんにお金を払って代行してもらう必要がありますよ
と先手を打ちました。
ファブレス企業で行きたい、ということならば、
この辺り(交渉、契約)に強くなければ行き詰まる、ということを
起業家の皆さんには、もっともっとお伝えしたいものです。
(2011年2月作成)