丸一日のセミナー講師を、私を含む二人の弁理士にてお引き受けしました。
教養レベルで知っていればよい、ということならば、サラッと流してもよいのですが、
知財管理技能検定を目指して勉強を始めよう、という方々にとっては、
「法律」を学ぶのが初めての方も少なくない。
そこで、躓きやすいことというのは、自分が印象に残っている失敗を強調しがちです。
身についてくると感じなくなるのですが、時々思い出します。
特許権は20年、という数字は覚えても、
「いつから」という「期間の始点」とセットで覚えなければ、
法律の知識として使えないのですよ
とお話ししたところ、「なるほど」という反応を感じました。
「法律」を初めて学ぶ、という頃の気持ち、
時々思い出してみるのは、講師として大事なことかな、と、チラリ思いました。
(2011年2月作成)