大企業の法務部は、最近では予防法務と事後法務とに大別され、
予防法務の領域を増やそうというところが多いそうです。
予防法務は、社内でないとこなせない仕事が多く、
スタッフに限りがある場合には、事後法務の仕事を社外に出す。
つまり、法律事務所に仕事を依頼するわけです。
さて、以下は、私が直接または間接的に知っている弁護士さん
から得た情報から感じたことです。
企業法務に勤務した経験のある弁護士さんは、
事後法務の方が自分にとっては楽だから法律事務所に転職する
(法律事務所を設立する)
という方と、
事後法務の仕事は、予防法務に比べてつまらないから他の企業に転職する
という方に大別されているような気がしています。
(『事後法務の方が楽だから』については、ちょっと語弊があるのですが、
心煩わせること少なくして稼げる、という感じのことが言いたかったのです。)
で、私が何を考えたのか。
自分にとって楽、とは、純粋に楽しいとか、
使命感を感じられるとか、
ストレスがあまり苦にならない
ということを、私の場合には重視しているな、と気づきました。
(2011年2月作成)