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◎特許明細書の作成スキルで足りるのか(3)

 図表の作成能力が必須、についての続きです。

 図表を作成する、ということの前提として、

   a)異なる視点からの見方や大局的な見方
   b)その見方をイメージデータに変換する能力

が必要となるのだと思います。

 a)については、普段から「ものの見方」を鍛えておく必要があるのでしょう。
 b)については、どうすれば鍛えられるでしょうか?
  いろいろな図表を作り手の苦労を想像しながら見る、そうした機会を増やす、
  自分で、何かテーマを決めて作図の練習をする、
といった鍛え方が、私の頭に浮かびました。

 さて、図表の作成と並んで大切だと思うスキルは、『たとえ話に変換するスキル』
です。
  
 知財という自分たちの言語ではなく、相手の業界やその言語を使ったたとえ話を構成し、
喋ったり、文書にしたり、図表にしたりするのです。
 これができないと、コミュニケーションが滞り、信頼関係の構築も困難になります。
相手に伝わる言語で喋っていない、というコトだからです。
 
 『たとえ話に変換するスキル』も、
単に特許明細書の作成をしているだけでは、身に付かないように思います。

 なお、現場での体験から紡ぎ出したノウハウ等を、

   http://chizai-consulting.jp/

こちらで詳細を開示しています。
 ご活用いただけたら幸いです。

   (2011年4月作成)