図表の作成能力が必須、についての続きです。
図表を作成する、ということの前提として、
a)異なる視点からの見方や大局的な見方
b)その見方をイメージデータに変換する能力
が必要となるのだと思います。
a)については、普段から「ものの見方」を鍛えておく必要があるのでしょう。
b)については、どうすれば鍛えられるでしょうか?
いろいろな図表を作り手の苦労を想像しながら見る、そうした機会を増やす、
自分で、何かテーマを決めて作図の練習をする、
といった鍛え方が、私の頭に浮かびました。
さて、図表の作成と並んで大切だと思うスキルは、『たとえ話に変換するスキル』
です。
知財という自分たちの言語ではなく、相手の業界やその言語を使ったたとえ話を構成し、
喋ったり、文書にしたり、図表にしたりするのです。
これができないと、コミュニケーションが滞り、信頼関係の構築も困難になります。
相手に伝わる言語で喋っていない、というコトだからです。
『たとえ話に変換するスキル』も、
単に特許明細書の作成をしているだけでは、身に付かないように思います。
なお、現場での体験から紡ぎ出したノウハウ等を、
http://chizai-consulting.jp/
こちらで詳細を開示しています。
ご活用いただけたら幸いです。
(2011年4月作成)