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◎ビジネス書と現場経験とのバランス

 私が、自分よりも若いビジネスマンと話をした後で感じることを
思い出して、ちょっと分析してみました。

   おっ、コイツはビジネス書を良く読んでいるな
   (だけど、残念ながら心には響かないな)

と感じさせるA氏と、

   おっ、コイツはビジネス書などで勉強したという頭でっかちではなく、
   心に届く、心に響くヤツだな

と感じさせるB氏とでは、どこが違うのか。

 A氏は、ビジネス書などでテクニックやノウハウを頭に詰め込んでいるタイプで、
応用力に欠ける。A氏からは暖かみを感じにくい。

 B氏は、現場で経験を積み、その経験から様々なことを感じ取ったり深く考えたりするタイプで、
応用力に富んでいる。B氏からは暖かみを感じる。
 こんなところでしょうか。

 では、

   人懐っこい感じはするが、どうも教養が感じられない

という感想が残ったC氏と、前述のB氏とではどこが違うのか。

 これは簡単で、本を読む等の勉強をしているか否か、の違いでしょう。
C氏のタイプは、「仕事は現場で覚えるべし」といった哲学があるのか、単に勉強嫌いか、・・・
そんなタイプではないでしょうか。

 理想の上司はどのタイプか、と考えたり、
自分が上司としてどのタイプか、と考えたりする場面で応用できそうです。
 たとえば、
   B氏が理想なのだけど、自分はA氏タイプの上司になりそうだなぁ
といった自己分析に使えるのでは、と思います。

    (2011年4月作成)