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◎試験勉強で失ったモノへの欠乏感

 試験勉強に専念している頃、人付き合い、ビジネスにおけるスキル習得など、様々なモノを犠牲にした、と感じていました。

 試験勉強を一緒にしていた仲間が、時間の経過とともに減っていきました。
 仲間だった彼らは、試験勉強に専念することで失われるモノやコトが、その時の自分にはマイナスであると考えたはずです。
自分の中の優先順位を比較考量したはずです。
 私が試験勉強を継続することで犠牲にしているモノやコトを、彼らは習得しているのだ。
試験勉強をしている頃、強烈にそう思いました。

 そのため私は、試験合格後に、「受験を止めた彼らに勝った」という気持ちがあまり湧いてくることはなく
(同じ試験を受けて合格できなかった人たちには勝ったのかもしれませんが)、
 自分が犠牲にしてきたモノやコトについて、身に付けようと焦っていました。

 現在の私は、試験合格から20年目になるのですが、
試験勉強をしている頃に失ったモノへの欠乏感が、
このブログにおいて「一人前ビジネスマン」というカテゴリを作成してコラムを書き続けている理由の一つ
になっています。

   (2011年5月作成)