友人から転職の相談を受けました。
彼が面接に行くと決めた会社に、私は一度訪問したことがあったので、
その時の印象を、メールで伝えました。
精密機械か薬品の製造工場のようだった
と。
その表現が的確だったのかどうかは、分かりませんでしたが、
面接の後、彼には「たいへん役立つ情報だった」と非常に感謝されました。
表現の的確性という問題は棚に上げるとして、「精密機械の工場のようだった」という私の実感は一次情報です。
それを聞いた彼にとっては、純粋な一次情報ではないけれども、
インターネット上で見つけた二次情報よりも、確度の高い情報であったことでしょう。
友人と私の間に存在したであろう「信頼関係」の存在と、
彼に対して理解しやすいであろう「精密機械の工場のようだった」という表現とが、
私の存在意義だったとも言えるのでしょう。
自分の存在意義を感じられるのは、嬉しいことですね。
(2011年5月作成)