父親が簡単な手術を受け、術後6時間は下半身を動かしてはいけない、
という状態となりました。
術後3時間ほどで食事の時間となったのですが、出てきた病院食を見てビックリしました。
メニューは、おでん、野菜の煮物、おにぎり、おひたし、と和食でした。
別にメニューに驚いたわけではありません。
おにぎり以外のおかずが全て串刺しになっていたのです。
まあ、おでんは串刺しでも驚きませんけど、
ゴボウ、里芋、こんにゃく、にんじんといった野菜の煮物や、小松菜のおひたしまで、
全てが串に刺さって出てきました。
これがまた、見た目も綺麗で、大きさはもちろん一口サイズ。
(つい、携帯電話の電源を入れて写真を撮ってしまいました。もちろんすぐに電源オフ。)
下半身を動かせない父も、この食事を楽しめたようで、
ほお、面白いモンだなあ。こういうの、特許になるのか?
と、笑って平らげていきました。
特許にはならないけれど人の役に立つ工夫。それに感激した瞬間でした。
(2011年6月作成)