自分の住む町で、小学生が毒蛇であるマムシに噛まれるという事件が起きました。
幸い大事には至らなかったのですが、
その際の119番通報に関して、非常に考えさせられました。
119番通報をして電話に出た対応者は、
本当に救急車が必要な事態ですか?
と尋ねたとのことです。
電話をした親御さんの気持ちを想像すると、悲しくなります。
このような対応がマニュアル化されているであろう背景には、
救急車をタクシー代わりに使うヒトが増加している
という社会問題があります。
上記のマムシ事件が大事に至っていたら、もっともっと批判されることとなりましょう。
しかし、そうはならなかったことで、この問題は潜在してしまう。
仮に表へ引っ張りだしても、救急車をタクシー代わりに使ってきたヒトが罪に問われることは無いでしょう。
震災直後の買い占め問題と、根幹は同じ。
誰も、自分は大して悪くない、という意識・・・
本当に119番が必要な事態に自分が(自分の愛する人が)巻き込まれたら、半ば諦めるという覚悟が必要なのでしょうか?
日本は、こんな馬鹿げた社会だったでしょうか?
こんな問いかけをフェイスブックでしたところ、以下のようなコメントを頂戴しました。
Mさん「戦後の日本が倫理教育を否定したことのひずみでは・・・」
Sさん「人間関係が希薄になったことで、救急車に頼らざるを得ない人がいるのでは・・・」
(2011年6月作成)