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◎twitter における関心事

 twitter というメディアは、情報発信のツールとして、ブログよりも敷居が低いので、
利用されている方は少なくない(ブログを書いている方よりも多い)と思います。

 さて、twitter にて交わされている仕事全般の発言について、
仕事の種類を、仕事そのもののスキルと部下同僚のマネジメントとに大別し、考えてみました。

 a)部下同僚のマネジメントに関する発言は、
  仕事そのもののスキルに関する発言よりも断然少ない。

 b)仕事のスキル向上に関する発言の方が、
  部下同僚のマネジメント能力向上の方が、ウケている。

 c)部下が話題とする上司のマネジメント能力に関しては、
  良かった点はほとんど見あたらず、上司の悪口を含む憂さ晴らしが多い。
  
 これらの理由は、以下のように推測しました。

 twitter というメディアを利用している人口比として、「上司」が圧倒的に少ないでしょう。
(仕事のスキル向上への関心は高くても、部下同僚のマネジメント能力向上への関心はは高くない。)

 「部下同僚のマネジメント」に関することは、
愚痴や悪口になってしまうことが多いので話題にしにくいか、
慎重に欠かざるを得ないので、発言の数はどうしても減る。
(愚痴や悪口を自制できないマネージャーの部下には、なりたくないよなあ)

 また、マネジメントを経験していないヒトには、マネジメント層の発言の真意は、
理解や共感を得にくい。

 私見ですが、twitter というムラ社会においては、
フォロワーの数が増えることが、自己満足の一種であり、
それが twitter の流行を支える一つの理由となっているでしょう。
(twitter をやってみると、本当に実感します。)

 フォロワーの多いヒトは、その影響力、発言力を増していく。

 発言者の関心が「ウケ」や「フォロワーの獲得」に偏り、且つ
フォロワーに判断力、情報選別力が欠けていると、
マネジメント層にとって、やりにくくて不快な空気が職場にできてしまうのではないか?

 そんなことを懸念しているのですが、考えすぎでしょうか。

     (2011年7月作成)