知人がオーナーを務める焼肉店が閉店することになり、
閉店3日前、数人でその店に集まりました。
リーマンショック前には順調だったそうですが、リーマンショックは大打撃。
それを乗り越えたのもつかの間、牛肉に関わる事件が相次ぎました。
苦しかったことでしょう。
今春、店内を改装して再スタートしたら、大震災。
そして、稼ぎ時の夏を迎えたら、一部の和牛に放射能問題・・・。
改装費という追加投資をした直後の決断は、辛かったと想像します。
未来を正確に見通せるならば損はしないし、儲けも出るが、人間業ではできない。
時代の流れにあらがったり未来を変えていくパワーがあれば、
損を儲けに変えられる場合もありましょう。
しかし、そのパワーを出し続ける自信がなくなれば・・・
「時」を読むのが経営者の仕事。 後悔がつきまとう辛い仕事。
やめる勇気には、それまでの損をカバーする気概が含まれていなければなりません。