X社にて営業部門への知財啓発活動が行われ、
その営業部門に関連する商標出願をし、登録商標を取得していたそうです。
ところが、この営業部門では、その登録商標を使っておらず、
Y社から不使用取消審判を提起されてしまいました。
使っていないと取り消されるなんて聞いてなかったぞ!
X社の営業部門は、自社の知財部門に対して怒り心頭・・・お気持ちよく分かります。
しかし、知財部門としても、
「商標は使っていなかったら権利が無くなってしまいますよ。」
ということを伝えていなかったとも思えません。
登録されたということで安心してしまった、だから注意事項は耳に届かなかった、
そういうことだったのだろうと想像します。
「注意しただろ、ほら、証拠も残っているだろ、・・・」
そんなことを知財部門が言っても何も産まれません。
啓発活動は、フォロー活動をワンセットとして行動しなければならない、
ということだと、改めて感じました。