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◎自分で考えるだけでは足りない

 様々なことを自分の頭で考える、ということ。
これはどれだけ意識していても、ある領域は手を抜くだろうし、
専門領域であっても、独善的な考えになりがちです。

 バランスの取れた考え方をする、ということに関しては、相対的な評価しかできず、
相対的に上、と思った時点から腐り始めます。

 どこまで行っても自分で考えるだけでは足りない。
だから、人の話を聞き、議論してみる、ということは、
ある程度の頻度にてやらなくてはいけないことだと思います。
 話をしたり議論の相手は、同じ組織や同じ業界の人である場合と、
他の組織や他の業界の人である場合の両方が、バランス良く必要だと思います。

 先日、自分の中では結論が出ている、と思っていたことが話題となった際、
意外な方が、意外な考えを披露してくださり、考え直すきっかけになりました。
 自分の結論は既に腐りかけていたのだ、と反省せざるを得ませんでした。

 なお、本題とややズレますが、
同じ組織や同じ業界の人ではない方と話や議論をする機会が少ない、
あるいはほとんど無い、という方は、案外多いようです。
 そのまま年を重ねると、ますます他の組織や他の業界の人と接することができなくなります。
それで別にかまわない、という方はそれで良いのですが、
少なくとも私は、そういう方との一緒の時間をできるだけ過ごしたくないと思っています。