自分よりも年上の方に対して電子メールにて苦言を呈する、という機会が最近二度ありました。
一度は同じ業界の方、もう一度は全く別の業界の方。
いずれの方とも取引関係はなく、友人というか先輩後輩、という関係でしょうか。
いずれの機会も、(自分としては)非常に気を遣い、何度も言葉を練り直しました。
当然、とても多くの時間を要しましたし、メール送信後の反応を待ったり、
反応に対して考えたり、と、トータルとしては多くのストレスを抱えることになりました。
取引関係でもあれば、「ビジネスだから」と割り切ることもできるし、
うまくいけば経済的メリットもありましょう。
しかし、取引関係もないのに、
自分の時間を使い、ストレスを抱え込んでまで、やるようなことではない。
苦言を呈する、という行動によって、その方々よりも自分が偉そうになってしまう、
ということに対しても、嫌な気持ちにもなります。
でも、私がこの機会に、多くのエネルギを遣って得たことがありました。
年齢を重ねると苦言を呈してくれる人は少なくなる
ということの理由が分かったことです。
こんな面倒なことを、やってくれる奇特な人が自分の身近にいることを期待してはいけない、と。
ということは、
自分が客観的にどうなのか、年齢を重ねる毎に感度を上げていかなければならない
ということでしょう。
(2011年8月作成)