10年以上前のお話ですが・・・
国内市場を3社がシェアするニッチな分野で、
その中の1社が倒産しました。
その倒産会社の特許を売却できないか、
という相談を受けて動いたのだけれど、
… 残った2社のいずれもが購入してくれませんでした。
そのため、特許権は消滅。倒産会社の特許技術は、
残った2社が自由に使えるようになったのです。
別々に購入の打診を受けた2社が、
「互いに購入をやめとこうぜ。」
と談合したのではないだろうか?と疑ったのですが、
そもそもこういうのを「談合」とは言わないのでしょう。
特許権の売買は簡単ではない、という事例としてご紹介させていただきました。
(2011年10月作成)