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◎元々の意味を知ることの意義

 元々というか、最初の最初の「ハッカー」たちは、
自分たちのプログラミングの技術を高め合うために、
たとえば自分の作成したセキュリティ技術を他の仲間に破ってもらう、
ということを互いにしながら切磋琢磨し合う集団だった、
とのことです。
 そういう切磋琢磨し合う「本物のハッカー」は、
現在の意味(犯罪者)で使われているハッカーのことを「クラッカー」と呼んで
区別している、とのことです。

 そうは言っても、実務上は、大多数の人が「ハッカー」と使う場面では、
「ハッカー」と書くべきであり、「クラッカー」と書く必要性は薄いでしょう。
 特許請求の範囲の記載では、もちろん慎重になるべきです。

 元々の意味は、知らないよりも知っておいた方が良い。
 しかし、「オレは知っているんだぞぉ」という態度や行動が、その場を良い方向へ導いてくれることは
特許実務でも日常生活でも、あまり無いようです。
 でもやはり、知らないよりも知っておいた方が良いし、いろいろなことを知りたい、と私は思います。

   (2011年10月作成)