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◎週末の知的財産活動

 自然薯堀りって大変そうだ、ということは「美味しんぼ」でしか知らなかった私ですが、
優れたインストラクタの指導の下、自然薯を掘る、という体験をすることができました。
 仕事上、「もう少し掘り下げてみましょう」とか、
「もっと深堀りが必要ですね」といった言葉を使うことがありましたが、
この体験をすると、これらの言葉は軽々しく使えなくなります。

 さて、どこにあるのか、どうやって掘るのか、どんな道具が適しているか、
どんな場面でどの道具を使うのか、どうやって食べるのか・・・という一つ一つに、
日本の伝統、食文化、知的財産があるということを感じずにはいられませんでした。

 「自然薯堀り」に限らず、適切に引き継がなければ途絶えてしまう知的財産が、
日本にはまだまだたくさんあると思います。
 普通の生活や身近な自然の中で先人の知恵を学び、
次の世代へバトンを渡す役割が、我々の世代にはあるはず。
 ウィークデーだけ、デスクワークだけで学んだり働いたりしていても、
できないことを、これからも週末を中心に体験していきたい。

 また、何ができるか、何から始めたらよいかは漠然としていますが、
こうした輪を広げていきたい。 そう思いました。

   (2011年12月作成)