ある国立の工業大学の教授と共同研究をしている中小企業との三者でミーティングをさせていただきました。
その教授は、社会環境工学を25年もやっているとのことなのですが、
特許検索を一度もやったことがない、との言葉に愕然としました。
それで工学部の教授が勤まってしまうことにも呆然です。
古い大学教授は、論文や学会を重視し、特許を軽視する
という私には聞き飽きた言葉があります。
それを思い出して、ちょっと哀しい気持ちになりました。
が、救いがあると思えたのは、
特許を調べてみましょうよ
という私の言葉に対し、反発的な言葉は聞かれなかったことです。
(10年前の一般的な大学の先生は、露骨に嫌な顔をする、が7割強というのが私の記憶。)
特許を調べるということが当たり前、というように彼が変わってくれたら、
ミーティングに私を交えていただいたことが無駄にならない、と思えるのですが。
(2012年1月作成)