他社の特許権侵害をしているかもしれない、と心配そうな連絡が入りました。
慌てていらしたのか、公開番号として記載されていたモノは、出願番号の誤りだったり、
侵害のおそれがあるという製品のカタログ写真や、特許権回避のアイディアの図面などが
電子メールの添付ファイルとして、立て続けに送られてきました。
さて、まずは基本から、ということで、
その出願番号から公開番号を調べ、経過情報を抽出してみると・・・
おっ、登録年金の不納で、×年前に特許権が消滅している!
と判明しました。
さっそく電話にてその旨を伝えると、大変喜ばれました。
いや、たいしたことではないのです
と申し上げても、しきりに感謝されました。
確かに、特許回避のアイディアまで考えるほど急を要していたのでしょうから、
感謝されたのも理解できますが。
それにしても「まずは権利の存在確認」という基本は大事ですねぇ。
(2012年2月作成)