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◎普通名称を使いたがる現場

営業部門に近い、あるいは営業部門と一体化した開発部門は、商標登録の候補として、
商品の普通名称(に近いもの)を挙げてくる確率が高いように思います。
 営業先との話がしやすい、その先のユーザにも伝えやすい、ということが要因でしょうか。

 しかし、そうした普通名称に近いネーミングを挙げてこられると、社内の担当者は苦労します。
 普通名称としての拒絶例が過去にあれば、「登録はできないが、使用しても実害はない」といった判断を返すことでしょう。

 その判断をもらった営業/開発現場の担当者が、どう考えるのか?
 実害なしに安心するのか、登録可能性がないから識別力もないので他社との差別化ができなくてマイナスだ、と考えるのか。

 後者であって欲しいのですが、現実には前者が多いようです。「面倒」だから、自分の仕事が増えるから、という理由でしょうか。
自社のためにもお客様のためにもならないのですけれど。

   (2012年2月作成)