特許実務の指導をする上で、指導を受ける者が図面から考えるタイプなのか、言葉から考えるタイプなのか、
を初期の段階で見極めることは、重要であると常々考えます。
私自身は図面から考えるタイプなので、そうではないタイプを指導するとしても、図面の重要性を説くことから始めます。
特許実務のある初心者に対して図面の重要性を説いたつもりで、図面を準備した後に、図1にのみ符号を入れ、請求項までを作成し、
後はやってみろ
と渡してみたのですが・・・
この方は、図面から考えるタイプではなく、言葉から考えるタイプだったのですね。
明細書は最後まで書いてありましたが、図2以後に全く符号が入れられておらず、ぶったまげました。
自分が常識として身に付いていることでも初心者にはサッと伝わるものではないのですねぇ・・・
特に、タイプが異なる場合には。
(2012年2月作成)