お酒の席で、大手メーカ知財部に勤務するベテラン弁理士Aさん、
歴史ある特許事務所の所長さんBさんとお話をしました。
Aさんは、
昔は、こちらからお願いしに行っていた感じだが、
今は、「こうしてくれ」と言える。
自分の会社にとって以前よりも良い状態である、というニュアンスで仰いました。
確かにその通りだと思いますが、
最近は、「はい、分かりました。」とだけである。
何の反論もない。
(仕事を)切られるのが怖い、という態度がミエミエである。
と続けてお話になりました。
Bさんは、その言葉に反応して仰いました。
理不尽な要求をしてくるクライアントは、私は断るでしょう。
断るだけじゃなくて、「ライバルの仕事を取ってやるぞ」と思いますね。
Bさんは、Aさんの所属している会社の仕事をしていないであろう、と私は想像できました。
この場で一番若年である私が発言するのもどうかと思いましたが、Aさんに質問してみました。
要求に反論しない特許事務所と発注者である企業との現在の関係は、
健全だと思われますか?
お答えに窮するような質問をしたことをお詫びして、席を立ちました。
(2012年3月作成)