コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎ご要望には応えたのだけれど

 同業者と呼べる知人と久しぶりに会食しました。
 彼が関わったという案件の話を、ふんふんと聞いていたのですが、
最後に彼が、

   最終的に訴訟には勝ったのだけど、なんか虚しいんだよ

とため息をつきながら、ビールジョッキを置く。
 なぜ虚しいと感じるのか、と尋ねると、

   お客さんの要望通り、相手をやっつけはしたけれど、
   お客さんにもたくさんカネを使わせることになったからかな

とのこと。

 訴訟で結論を出した、というくらいだから、かなり長期間の闘いだったのでしょう。
とすれば、

   自分たちは何に勝ちたいのか
   何を得たいのか、勝つことで得られるのか、
   得られるかもしれないけれど、失うモノがないだろうか、
   失うかもしれないモノは、勝つことで得られるモノよりも痛いのではないか

と、立ち止まって考えるべき時期があったのではないか?
 当事者ではない自分は、彼の話を思い出しながら、そんなことを考えました。

   (2012年4月作成)