実務の初心者に対して、イロハから教える機会がこれまで何度となくあります。
そのたびに感じるのは、自分を教えて下さった師匠の根気強さです。
呑み込みが悪い自分を、根気強く導いて下さいました。
この感謝の気持ちは、自分が教えている後輩に受け継ぐことが、自分の仕事。
「スキル」といったクールなモノだけでなく、感謝の籠もった「コツ」でしょうか。
でも、クールなスキルだけを求めてくる後輩もいて、そのときには対処に苦慮します。
そんなときにも、師匠の根気強さ を思い出します。
そして、「スキルを含めての気前よさ」というモノが受け継ぐべき「日本の知財の本質」のような気がしています。
(2012年4月作成)