コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎無効となる特許に対する特許庁の責任

 大学院で知財マネジメントという講義を受け持っています。
 特許制度の説明の中で、

   審査にて特許査定があったとしても
   過誤登録の場合に無効となる場合あり

という説明をしたところ、

   特許に基づいて企業活動をしていたのに、それが無効となってしまったら、大変な損害を被ることがあるはず。
   それに対して、特許庁は賠償責任を負うのか?

という質問が出ました。

   責任は負いません

と回答しましたが、皆、納得がいかない様子。
 その「納得いかない気持ち」を大切にして欲しい、と思いました。
その気持ちが、勉強に対する燃料になるので。

   (2012年5月作成)