特許事務所の業界で「権利化業務」と「それ以外」という分け方をして、
「それ以外」にチャレンジしよう、とか、チャレンジしなければ生き残れない、
といったことは、だいぶ前から議論されています。
「それ以外」という括り方についての議論はひとまず置いておいて、
「それ以外」の仕事は、
心の配り方、頭の使い方、行動の仕方
という心技体の全てが、「権利化業務」と異なる、ということを
まずは意識する必要があると思います。
つまり「権利化業務」から「それ以外」を学び、身に付けるには、
それなりの覚悟が必要だ、ということを強調したいのです。
覚悟は必要ない、と仰る方もいます。
しかし、そういう方は、質の違いを意識しなくてもできる極めて優れた方であり、
多くはないはずです。
例えば、エンジニアとして一流なのに営業マンとしても一流、という方が希有なように。
(2012年6月作成)