本業とはあまり関係がない委員会に、だいたい毎年ひとつふたつは関わっています。
さて、本年度関わっている2つの委員会で、同じような違和感を覚えました。
進行役や議長ではないのに、あるヒトの発言回数がやたらと多く、
その委員会の方向性が、そのヒトに引きずられてしまう場面がしばしば起きる、
というものです。
年齢も性別も異なる彼らですが、私が見つけた共通点は、
その委員会が自分のアイデンティティである
と感じてしまうほど、その委員会のミッションへの思い入れが強いのです。
別の、厳しい書き方をすれば、
あなた、ここにしか、仕事や生き甲斐が無いの?
と聞きたくなるような強い思い入れを発するのです。
そこまでの思い入れを発信することは、明らかにバランスを逸していると私は思います。
いずれの委員会も、彼らに引きずられ、
且つ他のメンバーはそれに違和感を覚えている、という空気が漂い、
且つ彼ら自身は、その空気に気付いていない・・・
思い入れを抱くこと自体は素晴らしいのですが、
それしかない、とばかりに発言するのは、いただけないと思うのです。
(2012年9月作成)