特許出願の依頼を頂戴して仕事をする際、出願審査請求制度に関する説明は必ずやるものの、
かなりの確率で、
ウチの特許、今どうなってるんだ?
という問い合わせを頂戴します。出願時点での説明を繰り返すように、
一通りご説明させていただくと、
なんだ、まだ審査に入ってもいないのか?!
という呆れたような怒ったような声が返ってきます。
出願時には、出願のことで頭が一杯であったり、
今すぐ払わなくても良いお金なら払いたくない、という気持ちなどがあって、
「出願とは別に手数料を支払わないと審査して貰えない」
ということは、頭に入らない(頭に残らない)のでしょう。
特許庁としても審査請求はしてもらった方がよいのでしょうから、
識別番号が初めて付いたような出願人様に対しては、
請求書;審査を請求したいならば
といったものを、出願から1年後、出願公開後、期限前となる出願から2年10ヶ月後
あたりに、発行してくれればよいのになぁ、と思います。
代理人ではなく、特許庁から通知が来た、ということになると、
出願人様も、聞く耳が違うはずだからです。
(2012年12月作成)