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◎インストラクティング・スキルの重要性

 一人のコンサルタントの言葉が、自分が何となく思っていたことを代弁してくれることがある。
しかし、それに感激したというのでは、そこまでです。自分には腹落ちするかどうか?

 感激したところに留まらず、コンサルタントの言葉との微差(小差)を埋めるには、何が必要で、
何が余分なのか、などを考え、実行に移さなくては、感激とその効果は、「ある程度」で終わります。
早ければ一日で消えてしまいます。

 「他人がこう言っている」ということを鵜呑みにして「これが正しいらしい」と信じようとして行動しても、
自分のモノにはならない。冷静に考えれば、当たり前のことのはずです。
 しかし、コンサルタントの言葉との微差(小差)を埋める思考や行動には、時間が掛かります。
やりたくない、面倒なことでもあります。
 したがって、それをインストラクティングする、というのは、
コンサルティングにおける重要な仕事であり、インストラクティングのスキルが重要になっています。

 微差を埋める作業に留まらず、「実行プラン」を事細かに作成してあげる、
というのは、コンサルティングにおける「大きな仕事」ではありません。
(コンサルタントさんたちは、そうした仕事を『(頭ではなく)手足の仕事』という言い方をします)。
 しかし、その「実行プラン」のたたき台くらいまでが「仕事」となっている場合が多く、
大きくはないが時間の掛かる仕事、となります。

   (2012年12月作成)