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◎均一料金の行く末

 忘年会シーズンだから気付いた訳ではないけれども、
数年前に比べて「飲み放題×円」というスタイルが極めて増えているはずです。
 このビジネスモデルは「お得感」を煽っているけれど、
「サービス業」の現場スタッフのモチベーションは上がらない(上がっていない)と想像します。

   痒いところに手が届くようなサービスをしてくれたから、もう一杯(別料金で)おかわり

、とお客さんに思わせよう、というのが「飲み屋というサービス業」の現場スタッフのモチベーションのはず。

 そうしたモチベーションを持てるビジネスモデルは、次世代の人材を育てるはずであり、
現場スタッフのモチベーションを上げる仕組みや仕掛けが無い「サービス業」は、人材が育たず、
価格競争に巻き込まれるしか無いように思います。

 そうして「サービス業」が「第二次産業化」していくとしたら、規模を追いかけて価格競争に勝ち残るしかない。
それで良いのか? そうしたビジネスは、自分(の身の丈)に合っているのか?

 「サービスとは何か」、「人材育成とは何か」
という問題を含め、「均一料金」ということに対して考えてみました、というお話でした。

      (2012年12月作成)