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◎相談者の年齢と自分の年齢(2/2)

 前回の1/2の原稿を書き終えた直後、友人弁理士Tさんにその内容を話してみたところ、
Tさんの第一声は、

   この爺さん、オレが発明した技術のこと、分かってるのかな?
   と思われないようにしたい、そう心掛けている

ということでした。
 Tさん自身が、発明者だった時代に、若い特許技術者と一緒にやってきた70歳前後の弁理士
に対して、強烈に思ったことから連想したそうです。

 若い特許技術者と一緒にやってきたのは、自分が技術を分からないからであろうが、
分からないなら、なぜ一緒に来たのだろうか(かえって邪魔だろ)?
と思ったそうです。

 実はこの日、私はTさんと一緒に、ある会議(ワークショップ)に出席したのです。
その席で、会議の進行において明らかに「老害」というメンバーが居ました。
 そのメンバーのことを思い出し、

   空気を読むって大事だよね

と、二人で同意しました。
 自分の考えを客観的に批評/評価してくれる友人の貴重さを実感した瞬間でもありました。

      (2012年12月作成)