あるセミナーで、一人の女性プレゼンターが印象に残りました。
「自分は女性である」ということを上手に使っていたからです。
ざわついた雰囲気の中で、わざと静かに喋り始めて会場を静め、
女性ならでは(しかし行き過ぎない)、というプレゼンテーションに入っていきました。
彼女は、受講者の9割が男性だったということを、意識していたはずです。
女性の受講者に不快感(「女であることを使ったわね」といった反発など)を与えたか、という点は、分かりません。
しかし私には、不自然にはならず程度をわきまえている、と感じられました。
プレゼンテーションの中身については、たまたま私には新鮮味があまりない内容だったので、
彼女のプレゼンテーションのやり方ばかりに注目してしまいました。
まあ、残念ながら私には真似はできません。私は女性ではないので(笑)。
色々な点が参考になったのですが、
自分の武器を自然体で使えるようになる
という点を、コンサルティング手法や交渉術として学びたいと思いました。
数年前なら、「女を武器にしやがって」と反発を覚えていただけではないか。
多少は成長しているかな(笑)。
(2013年3月作成)