出願系の知財(特許、意匠、商標)は、『儲けましょう』という積極的な意味よりも、
『危ないので手を打っておきましょう』という消極的な意味合いが大きい。
そのため、「やっておいた方がいいですよ」という提案になることが多い。
つまり、その場での出費が嵩むが、目に見える効果はない。
よって、やっておいたほうが良いというタイミングには受け入れられず、
必要だったと分かる時には手遅れ・・・、という事態に至る。
痛い想いをした結果、学習し、ようやく手を打ってくれるようになることもあるが、
痛い想いによる出費が嵩み、手を打つ余裕もない場合が少なくない。
保険の営業マン(ウーマン)が来ると、こうした「保険」に対する説得の仕方を学びたい、
と思って話を聞くのですが、簡単には身に付かないですね。
大いに求められている能力なのですが。
(2013年5月作成)