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◎地域活動はオトナの義務教育(2/2)

 先日、花火大会の警備ボランティアに参加しました。
 打ち上げられる花火の値段は耳にしても、
警備に掛かっている直接的なコストは、意識しないと耳に入ってきません。
 そして、警察官など公務員が提供しているサービスだけでは、絶対的に足りていない、
ということは、参加し、現場に着いてみて実感しました。

 親と手をつないで歩く幼児が居るそばで、平気でタバコを吸いながら歩く若者。

    禁煙です、危ないですから

と声を掛けると、聞こえないふりをされる。追いかけて更に言う。
にらみ返されて「あそこで吸っているヤツにも言えよ」と絡まれる。
 そして、ここで私が感じる身の危険は、実質的なコストはゼロ。

 これを端から、「非常識な若者ですね」と評論しても、安全性は全く上がりません。
何の役にも立ちません。無力です。

 自分の常識に合わない人と現実に接し、ときに身の危険まで感じる。
 こうした体験を通じて「非常識な若者(がいる、増えている)」という実感なしに、
社会なりビジネスを論じても、最終的には空論になる。
 体験を通じて絞り出す言葉が無いと、説得力、そして成果も上がらない。

 そんなことを考えたので、 地域活動はオトナの義務教育 と提唱してみました。

    (2013年6月作成)