助詞の「に」は、色々な使い方があります。
実例1)動作・作用の場所、目的、対象、結果を表す。
学校にいる、空港に着く、電車にする、・・・
これらは、助詞の「へ」の代用が可能です。
「へ」で代用が利かない「に」もたくさんあります。
比較/対照 ・・・一時間に過ぎない
原因/材料/手段 ・・・餓えに苦しむ、醤油にする
内容/状態 ・・・褒美にもらう
強調 ・・・怒りに怒った
上記の整理に基づいて、実例2)とその改良である実例3)を挙げてみます。
実例2)
東京に向かうトラックに荷物を載せる際に、君に出会った。
実例3)
東京へ向かうトラックへ荷物を載せる際に、君と出会った。
「へ」を使えば、「に」の連続を避けられます。
「に」と「へ」のどちらでもよいならば、「へ」をもっと使いませんか?
読み間違えたり、翻訳者が困ったりしないような文書作成を心掛けましょう、という一例でした。
(2013年7月作成)