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◎「に」と「へ」なら「へ」をもっと使いませんか

 助詞の「に」は、色々な使い方があります。

  実例1)動作・作用の場所、目的、対象、結果を表す。
    学校にいる、空港に着く、電車にする、・・・
 これらは、助詞の「へ」の代用が可能です。

 「へ」で代用が利かない「に」もたくさんあります。
   比較/対照    ・・・一時間に過ぎない
   原因/材料/手段 ・・・餓えに苦しむ、醤油にする
   内容/状態    ・・・褒美にもらう
   強調       ・・・怒りに怒った

 上記の整理に基づいて、実例2)とその改良である実例3)を挙げてみます。

実例2)
 東京に向かうトラックに荷物を載せる際に、君に出会った。

実例3)
 東京へ向かうトラックへ荷物を載せる際に、君と出会った。

「へ」を使えば、「に」の連続を避けられます。

 「に」と「へ」のどちらでもよいならば、「へ」をもっと使いませんか?
読み間違えたり、翻訳者が困ったりしないような文書作成を心掛けましょう、という一例でした。

          (2013年7月作成)