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◎私語をする学生との向き合い方

 大学の教壇に立つようになって9年目ですが、
その1年目の直前に、「授業法」という実践授業を受講しました。
そこで、
 教壇に立つ者は、その教室をコントロールする全権を与えられている、
ということを学び、気持ちが楽になりました。
 テクニックではなく、大原則を学んだことで、
自分にあったやり方、学生全体(毎年少しずつ違う)に合ったやり方、
個々の学生にあったやり方、などを工夫すればよいのだ、ということが分かったからです。

 学生に(私語をせずに)授業を聞いてもらうという為の色々なテクニックはあると思いますが、
大原則の上で、使い分けていけば良いのだろうと、と考え、行動しています。

 私語がひどい学生に対しては、
  「質問があるなら手を挙げなさい」
と問い掛けるようにしました。

  質問でもないなら、喋るのを止めなさい。
  授業を聞きたい他の学生の邪魔をする権利はあなたには無い。
  喋りたければ、出て行きなさい。

 私が「出て行きなさい」と言って出て行った学生はいません。
これも、私の言い方、キャラクタなどがそうさせているのでしょうが、
毅然とした態度は、それなりに伝わります。学生からのアンケートでそれが分かりました。
 「私語をする学生を叱ってくれたのが良かった。」
と、いくつもあったからです。

 なお、本年の授業では、授業の妨げとなるような私語をする学生は、全くいません。

      (2013年7月作成)