既に地元では活動を続けている案件だということもあり、
知財に関する基礎知識の全くない方がプロジェクトメンバーに入っているとは思えませんでした。
そこでどのようなメンバーが、どのような目的で、その「勉強会」を受講するかを、
事務局(*民間業者)の担当者と議論しました(何度も、そして比較的長時間)。
* 近年、こうしたプロジェクトの運営を自治体が直接やるのではなく、
公募して民間企業が事務局を引き受ける事例が増えています。
議論を終えて熟慮した結果、
以前関わった地域興しプロジェクトの経験から「失敗していく事例や原因」を予測したり、
分析したりすることを提案しました。
提案に先立ち、数枚のスライドによるたたき台を事務局の担当者へ提示したところ、
我々が何度も提案し(ているものの、理解いただけなかっ)た内容が
理論的に説明されていて、本当に助かります
と言っていただけました。
ここでも余談を入れます。
上記の打合せをした担当者とは面識はありませんでしたが、
こうしたやり取りを通じて、きっと力のある事務局である、と安心感を抱くことができました。
電話でのやり取りにもかかわらず、自分が感じてきた様々な問題点を次々と共有できたからです。
事務しかできない事務局(ひどい時は事務もろくろくできない事務局)も少なくないですから、幸せなことです。
(2013年9月作成)