この連続コラムを書きながら同時進行で、本テーマに関して親しい同業者と情報交換をしていました。
彼らが異口同音に口にしたのは、
この問題(と失敗分析)、一般企業でも同じだよね
ということ。
勿論、私も気付いていました。
一企業は、社長をトップとして同じ方向を目指している
と書きましたが、現実には、セクションによる利害関係が絡んでいます。
知財部門がいくら口を酸っぱくして忠告しても、
識別力の弱い商標を登録してくれ!
ターゲットを最初から狭くするなんてできるはずないだろ!
と営業部隊から要請される、なんてことは、私の知る限りでも頻繁に起きています。
組織のこうした現状をナントカできないか、という相談も受けます。
手を代え品を変え、様々なアドバイスをさせていただいたり、
資料を携えて提案をさせていただいたりしていますが、
組織を良い方向へ変えていきたい、という熱い想いを支えに、次々行動することだと信じています。
諦めの気持ちと闘いながら。
(2013年9月作成)