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◎地域活動への参加とその壁(1/5)

 地域貢献をせずとも生きていけるのが「都会」であり、都会なりの居心地の良さはあります。
 しかし、地域貢献をせずとも生き続けるなら、その地域に絆を持つことができない「よそ者」なのだろうと私は考えます。
 阪神淡路大震災、東日本大震災、という大事件があっても、地域との絆を真剣に考え、
絆を構築しようと実行に移そうという「都会人」は、まだまだ少ないように思います。

 自分が住んでいる地域における様々な活動へ参加することは、
一人前のビジネスマンとして必要である、という私の考えは、
これまでも何度か、本ブログのコラムにて書いてきたので、ここでは割愛します。

 さて、地域活動への参加の必要性を感じても、行動できない人が大多数でしょう。
なぜ行動できないのか。私はなぜ、地域活動に関われるようになったのか。
 自分を題材として、ちょっと探求してみます。

(1)仕事を覚えるのが優先
 学生を追えて社会人に成り立ての頃、地域活動へ参加しようなどと思ったことはありませんでした。
仕事を覚えるのが優先だからでしょう。
まして、私は資格試験の勉強もしていましたから、「地域活動」とは無縁の生活をしていました。

(2)匿名社会の居心地の良さ
 進学や就職を機に、地域活動」とは縁遠い生活を始める方は、少なくないと思います。
 私は、大学進学時から一人暮らしを始めました。
以後の独身時代、アパートのお隣さんの顔くらいは分かります、といった生活でした。
 近隣から干渉されない生活は、それなりの快適さ、居心地の良さがありました。
その快適さとは正反対に思える「地域活動」には、抵抗感が自然と芽生えたのでしょう。
 この抵抗感は、地域活動へ参加する場合の大きな「壁」のひとつです

      (2013年11月作成)