特許事務所での作成書類に限らないと思いますが、
特許明細書の作成は、様々なチェックをしてから特許庁へ提出します。
出来上がった(と自分で思っている)書類を、どのようにチェックするのか、
ということは、非常に重要なノウハウです。
いつの頃からか、チェックの種類は二種類がある、ということを意識するようになっています。
いわゆる「てにをは」のチェックなど、ミクロで論理的なチェック=左脳的なチェックと、
根本的な記載ポリシーや発明の捉え方など、巨視的なチェック=右脳的なチェック です。
左脳的なチェックは、気合いさえ入っていれば長時間、連続でも可能です。
しかし、右脳的なチェックは、時間を空けないとできないことがほとんどです。
最低一晩は、自分が睡眠を取るなどして、右脳がリフレッシュしないとできません。
これには、脳のメカニズムに理由があるようです。
右脳 が働くのは、連続で最長20分が一日2,3回しかないそうです。
(一方の左脳は、長時間の労働に耐えられるスタミナがあるそうです)
これは、実感としても納得感があります。
明細書の作成作業で右脳を消耗してしまっている場合、
右脳的なチェック能力は、その日の分が枯渇してしまっているからだと考えています。
作成書類のチェックは日を空けて、できれば2,3日、最低でも1日空けてからチェックする、
ということを、心掛けています。
(実は、このブログのコラムも、ブログを始めた当初のいくつかの例外を除き、
最低1日を空けてチェックした後にアップさせていただいています。)
(2014年1月作成)