ある農協職員のプレゼンテータに、自分たちの作物について作成された広報ビデオを見せていただきました。
10分ほどに編集されていましたが、非常に良くできており、感心してしまいました。
私には興味を持てなかったシーンについては、後ほどの解説をお聞きし、
「なるほど、そういう意味があったのか。」と納得させられました。
「後ほど解説」をして疑問を先回りして解消してくれたというのが、自分にとってのポイントでした。
「質問をする」というほど明確な疑問が沸いた、というほどでもないが、
言葉にできないような漠然とした疑問を先回りして解説してくれた
ということです。
聞く側として、漠然としている疑問までも解消してくれる、というのは小さな快感です。
私にとっては、ビデオ+解説 というこのプレゼンテーションは、
「かゆいところが生じる前に手が届く」
という感じだったでしょうか。
自分たちには当たり前で気づきもしないことに、一般の皆様は疑問に感じるのだ、
と気付いたことが、その広報ビデオ作成のきっかけだった、ということでした。
そうした経緯で作成されたからこそ、「理解しやすさ」に徹していたのでしょうね。
(2014年2月作成)