著作権の契約実務に関する研修を受講しました。
研修の講師は、コンテンツ系企業(2社)にて著作権の契約実務を経験された方でした。
判例をたくさん読んで研究した結果~、といった学者先生には真似できないであろう
迫力のある講義でした(学者先生の講義が嫌いなわけではありません)。
迫力があった理由は、講師の性格(キャラクタ)に依存したことではありません。
ひとつひとつの言葉が、体験に裏付けられていることがビンビン伝わってきたからです。
講義を聴き終えて感じたのは、
この講師の先生は、タフネゴシエータだろうなぁ
ということ。
様々な体験を通じてタフさを身に付け、
「タフ」とはどういうものかを掴まれていらっしゃる気がしました。
講義の最後に、
契約実務のコツはコミュニケーションである
と締められたことが、非常に印象的でした。
読んだことのある交渉に関する本のどこかに「タフネゴシエータは良い聞き手」とありましたっけ。
「交渉学」における私が出会った最初の師匠も、営業職、および法務職にて実務を積まれた方でした。
契約と交渉とは、非常に密接な関係にあるのです。
(2014年3月作成)