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◎ルールの位置づけ(1/4)

 サッカーを例にとってコンサルティングと「ルール」の位置づけについて考えてみます。

 オフサイドのルールを知らない同士がサッカーをしていたとします。
お互いに知らなければ、問題が生じることはありません。
 手を使ってはいけない、という 互いに合意しているルールだけでゲームが進んでいくでしょうが、
プレーヤー誰もが「勝つために」どうすればいいかを優先して考えます。
 手を使ってはいけない、というのは、潜在的に意識しているだけであり、
手を使ってはいけない、ということを率先してプレーするプレーヤーは多分いない。

 何が申し上げたいか、というと、

   ルールを厳格に学んだ後でビジネスをしているプレーヤーはいない!

ということです。
 プレーヤーでも監督でもない外部コーチ(つまりコンサルタント)が、
楽しんでいる(懸命な)プレーヤーに「オフサイド」という標準ルールを押しつけようとしても
反発を買うか、プレーヤーが萎縮するか、どちらかです。

 まずは、「オフサイド無し」というローカルなルールを、こちら(外部コーチ)が学ぶこと。
そこから始めなければなりません。
 その上で、ローカルなルールで勝ち残る方法を考えます。
 標準ルールをプラスすることが勝つために必要なのか否か、
必要であればどのタイミングで導入を促すのか、
そうしたことも、平行して考えていきます。

 知財コンサルティング、と称して、「発明ならば出願して特許を取得すべき」といった
標準ルールを強制しても、反発を買うか、ビジネス活動が萎縮するか、どちらかなのです。
 弁理士が「知財コンサルティング」にて失敗する多くは、
ここにあるのではないかと(過去の失敗を踏まえて)思います。

   (2014年4月作成)