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◎ルールの位置づけ(4/4)

 ルールを守り、活かせるようになりたい、という依頼ならば、管理系コンサルティング。
ルールを守った上で、どのように勝つのか、を依頼されたならば、戦略系コンサルティング。

 複合的な依頼もあり得るのですが、上記の2種は、計画も実行も大きく異なります。
複合的な依頼を受けた(と考えられる)場合には、
2種類のコンサルティングがゴチャゴチャにならないように気をつける必要があります。

 ルールを社内に定着させるまでは、ここの社員も組織も、それまでよりも動きが不自由になります。
その不自由さに絶えられず、元に戻ってしまうことは、残念ですが少なくない・・・
 不自由さというデメリットをメリットに見せる、ルール定着が長期的には常勝を予感させる、
といった工夫が求められます。

 特許法とは、発明者のモチベーションが高まり、組織の競争力が高まる理想的なルールなのです、
なんていうことを、すぐに信じて(且つ実行して)くれる経営者は、ほとんどいません。
 理想と現実とは違うんだ、ということを(我々よりも強く)実感している経営者に、
「バラ色の理想論」は通用しないのです。

    (2014年4月作成)